DJ-【市場の声】タンザニアの天然ガス計画、具体化に向け進展

　オックスフォード・アフリカ・エコノミクスによると、ノルウェーのエクイノールと英シェルによるタンザニア政府との協議がまとまったことで、タンザニアの300億ドル（約4兆1000億円）規模の液化天然ガス（LNG）プロジェクトが具体化しつつある。

　2025年に最終投資決定がなされ、30年までには生産が開始される予定で、タンザニアは天然ガスの主要輸出国に近づくことになる。

　推定ガス埋蔵量は58兆立方フィートで、この天然ガスプロジェクトはタンザニアの年間経済成長率を2％押し上げ、国内のガス使用量を10％増加させる見通しだ。

　オックスフォードは「このプロジェクトは雇用を提供し輸出収入を生み出すことで、タンザニア経済に多大な影響を与えると期待されている」と述べた。