SPX4,083.06+2.95 0.07%
DIA344.63-1.52 -0.44%
IXIC11,498.34+30.35 0.26%

DJ-ポーランドへのミサイル着弾 ロシア国防省は攻撃否定

Dow Jones · 11/15/2022 21:19

 【プシェボドゥフ(ポーランド)】ウクライナ国境に近いポーランドのプシェボドゥフに15日遅く、ミサイル1発が着弾した。ロシアとウクライナの戦争がポーランド国内に波及する脅威を受け、同国政府は北大西洋条約機構(NATO)緊急会合の開催を求めるかについて検討している。

 ポーランド政府によれば、ミサイルはロシア製で国境から3マイル(約4.8キロ)離れた穀倉に着弾、農家の2人が死亡した。ポーランド政府当局はロシア大使を召喚する一方、防空を担当する軍部隊の警戒レベルを高めている。

 ホワイトハウスやポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領のオフィスによれば、ドゥダ氏は15日夜にジョー・バイデン米大統領やNATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長と協議を実施した。

 バイデン氏はインドネシアのバリで開催されている20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせ、緊急会合の開催を要求。フランス、カナダ、イタリア、日本、英国、そして欧州委員会などが参加したとホワイトハウスは述べている。バイデン氏はポーランドへのミサイル着弾に関するコメントは控えた。

 ミサイルが着弾したプシェボドゥフには、15日夜にポーランド政府の捜査当局者らが到着した。村の主要道路は警察車両によって通行止めとなっている。住民らは地元メディアに対し、2発目のミサイルが現地から離れた場所にある野原に着弾したとも伝えている。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ミサイル着弾の直接的責任はロシアにあると発言。動画メッセージの中で「今日、ロシアのミサイルがわれわれの友好国であるポーランドの領土に着弾した。複数の人が亡くなった」とし、「ロシアの脅威がさらに拡大するのは、時間の問題だ」と続けた。

 ロシア国防省は、プシェボドゥフにミサイルが着弾したとするポーランド政府当局者やメディアによる主張について、「状況をさらに緊迫化させるための意図的な挑発だ」と主張。ソーシャルメディア(SNS)「テレグラム」への投稿で、「ウクライナとポーランドの州境付近の目標に対して、ロシアの破壊手段による攻撃は行われなかった」と述べた。