SPX3,929.85-68.99 -1.73%
DIA335.67-4.36 -1.28%
IXIC10,984.89-255.05 -2.27%

DJ-アップルのエアポッズ、一部の補聴器と同程度に音を増幅=研究論文

Dow Jones · 11/15/2022 19:25

 米アップルの249ドル(約3万4800円)のワイヤレスイヤホン「AirPods(エアポッズ)」は、一部の人にはこの何倍もの費用がかかる補聴器とほぼ同等の効果をもたらすかもしれない。

 学術誌「iScience(アイサイエンス)」で15日に発表された研究論文によると、アップルの「エアポッズ・プロ」の音声増幅機能は、軽度から中等度の成人難聴者が会話を聞き取る力を、2つの処方された補聴器とほぼ同等に助けることが分かった。この研究ではアップルの2種類のイヤホンと他社の2種類の補聴器を比べた。

 論文を共同執筆した、台湾の台北栄民総医院の耳鼻咽喉科医である鄭彦甫氏は「補聴器の代わりにはならないが、ある程度の助けが得られて聴力が上がったら世界がどのようなものになるかを体験するには良い方法だ」と述べた。

 同氏とその同僚によると、129ドルの「エアポッズ2」では難聴を十分に軽減するという結果は得られなかった。

 この研究では、エアポッズ・プロは米食品医薬品局(FDA)の補聴器としての基準を満たさなかった。だが研究者によると、聴力を補助する一部の最新型ではない機器と同等に音を増幅した。

 FDAは10月以降、軽度から中等度の成人難聴者向けに、一部の補聴器を処方箋なしで販売することを認めている。FDAはこの新規則によって補聴器の平均価格が1組3000ドル下がる可能性があると見積もっている。

 カリフォルニア大学サンフランシスコ校の教授で耳科責任者のチャールズ・リム氏は、より良く、より低価格の、聴力を助ける製品に取り組む企業が増える可能性があると述べた。同氏は今回の研究に参加していない。